ゲームレビュー:トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~
トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~
メーカー: ガスト
公式サイト: トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~
ムービー:
【概要】
ガストの人気ゲームである「アトリエ」の最新作。
PS3ではシリーズ2作目となり、世界観は前作ロロナのアトリエと共通します。
・様々な材料を採取し、錬金術を駆使して新しいアイテムを創り出す。
・世界各地へと飛び回り、珍しい品々や人々との交流や物語。
・果たして主人公は、探し求める行方知れずの母を探し出せるのか?
ボリュームやグラフィックを大幅に「次世代基準」へとパワーアップさせ、
システム面でもストレスを与えないよう、より遊び易く見直されました。
アトリエの魅力を充分に引き出した渾身の一作と思います。
【First impression】
*序盤の流れ
イラストイメージを見事に再現した3Dポリゴン劇で導入から惹き込まれ、
主人公の生い立ちや当面の目標を示しつつ、さっそくゲームが始まりました。
シーンは「冒険者の見習いとして、モンスター退治&素材収集」です。
操作説明を兼ねており、操作やルールで戸惑う事は少ないかと感じました。
普通のRPGしか遊んだ事の無い人でも、アトリエの基本をスムーズに覚えられます。
拾ってきた素材を使って、いよいよ錬金術による調合を開始。問題無く成功。
ここから更に一時間から二時間を掛けて、充実したチュートリアルが続きます。
*錬金術
世界各地のMAPに旅立ち、そこで素材を採取。
新鮮さや特性など細かいデータで仕上がりを調整する事で、品質や効果が決まります。
採取>調合>完成 こういう一連の流れの中で、商品を店で売ったり、
クエスト(依頼)を達成しての報酬、商店で調合したアイテムを量産するなど、
自分なりの「錬金術師としての在り方」を見出す事ができます。
私の場合は「高レベル調合用の素材」や「大量消費する補助薬」、
「依頼が発生し易い調合品」を量産して、金銭面と採取+調合手間を省略しました。
簡単ながらも「経済を見据えたプレイング」が楽しめて、なかなか興奮出来ました。
*ストーリーとキャラクター
ネタバレを避ける為に詳細は述べられませんが、極めて安定した展開です。
意外性や緩急に欠けるという意味では無くて、RPGとして遊んだ時に、
先の展開や主人公を取り巻く環境が、きちんと起承転結で展開してくれます。
各キャラクターの意思や事情も分かり易く、無理なく受け止められる点も好印象。
イベント発生条件は既存シリーズと比べても緩やかな方なので、
「自力で道を切り開く」よりも「映画を見て堪能」の雰囲気が強いかもしれません。
*戦闘や調合などのバランス
序盤こそ作れるアイテムが「非力かつ微妙」なのですが、
中盤までの段階で殆どの上位攻撃アイテムを調合可能となります。
なので、ボスやレベルに見合わない強敵を除いて、ほぼ苦戦はありません。
調合も「新しく入手したレシピを率先して調合」していけば、
錬金術レベルがサクサクと上昇し、それほど悩む事も無いと思います。
しかし、これらはあくまで「全体像を俯瞰した意見」であって、
一部の「やり込みを必要とする状況」には、解決力を総動員する楽しみがあります。
【まとめ】
シリーズを遊び尽くした方ならば、ルール上に新しい刺激はありません。
高品質の発生法則や、MAP移動のショートカット、カテゴリ分けの充実など、
ストレス無く遊べる触り易さは、シリーズ中でも上位にランクします。
知略を尽くすギリギリのスケジュールで日々が刻まれる、というバランスでは無い為、
「初めてアトリエに触れる人ほど、楽しさが伝わり易い」かもしれません。
とはいえHDゲーム機で出たアトリエは、映像面でも魅力的な作品となっています。
その映像を堪能しつつ、ストレスフリーのゲームで遊ぶという体験は、
コアゲームを楽しむ人達に、ホッとする瞬間を提供してくれる一作と私は感じました。

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