ゲームレビュー:Red Faction:Guerrilla
Red Faction:Guerrilla
メーカー: スパイク
公式サイト: レッドファクション:ゲリラ
ムービー: 公式サイト ムービー
【概要】
地球防衛軍(EDF)の火星圧制に抵抗するレジスタンス、レッドファクション。
プレイヤーはその一員となり、爆破や人質解放などのゲリラ活動を行います。
火星上に存在するビル群、看板、車両を問わずほぼ全てが破壊可能で、
飛散する破片には、物理演算での現実的な崩壊現象を再現されます。
従って建物の脆い部分に爆弾を仕掛け、中の敵兵ごと破壊する戦術も採れます。
自由度の高い箱庭MAPを高度な物理演算でぶち壊す、そのカタルシス。
高性能な次世代機だからこそ実現できる新鮮なゲームとなっています。
【First impression】
*序盤の流れ
ストーリー自体はあって無きが如しの単純な展開ですが、
ゲリラ活動の抵抗感や是非については、悩む所も多少は描写されています。
しかし、やはり何と言ってもゲームの核となる破壊描写が中心で、
初っ端から「ビルの破壊」でチュートリアルとする辺り、潔さを感じました。
新しい操作やミッションが出る度に、HELPも表示される新設設計。
TPS系にしては難解な操作も少なく、すんなりと動かしたいように動くはず。
ただしカメラの動きが激しいので、3D酔いに弱い人は注意が必要でしょう。
遊び進める内に「あれ? どこから入れば良いんだ?」とか、
「要塞化されていて忍び込めないなぁ」と悩む場面も出て来ましたが、
結論として「トラックで突っ込めば良いじゃないか」を発想する頃には、
自分も立派なレッドファクションの一員になった、と思える事でしょう。
*物理演算による破壊描写
ビル内部に爆弾を仕掛け、一斉に起爆する事で上層部も崩落し、
下層部をも巻き込んで破壊する、そんな映像を見た方は居るでしょうか。
まさに「ソレ」です。
複雑な崩壊は決して一律のパターン化にはされておらず、
バラバラになる破片同士が干渉しあって、更に激しい崩壊を見せる場面も。
その連鎖を想定し、罠や破壊を組み立てる事すら可能です。
ビルに爆薬を仕掛けて逃げ込み、追跡して来た敵ごと爆破。
自分だけは、屋上からジェットパックで悠々脱出。
これが決まった時の爽快感は、筆舌に尽くし難い物がありました。
*TPSとしての完成度
GTA系箱庭ゲームなのですが、MAPの代わり映えは控えめになっています。
エリアごとに違う雰囲気は出ているものの、基本は荒野。
結果として見飽きる景色も多く、箱庭として楽しむ要素は限定的でした。
シューティング操作は良好。ただし敵AIの反応が敏感で、
最大望遠での狙撃を行っても反撃されたりする事も。
また敵兵は基本的に無限湧きなので、とにかく忙しい局面が多め。
総合すると「若干、慣れの必要な程度」でしょうか。
【まとめ】
物理演算を見て「こんなゲームが出来れば良いなぁ」と感じたものが、
ようやく実現したとして過言でありません。
ある意味で最も次世代機らしく、かつ新鮮な体験の出来る作品でしょう。
ミッションやTPS要素自体は飽きの早い仕組みになってるものの、
爆破や破壊の魅力は、最後の最後まで満足させてくれる内容でした。
豊富なボリューム、充実のオンライン要素、新機軸な破壊要素などなど、
どっぷりとアクションゲームを楽しみたい時にこそ、ぜひ遊びたい作品です。

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