ゲームレビュー: ヱヴァンゲリヲン:序
ヱヴァンゲリヲン:序
メーカー:バンダイナムコ ゲームス
公式サイト: ヱヴァンゲリヲン:序
ムービー: ヱヴァンゲリヲン:序 内の ムービー
【概要】
新劇場版として公開されたヱヴァンゲリヲン序を、PSPで3DACTゲーム化。
日常パートでは仲間と交友を取り、原作シーンの再現イベントを交えながら、
使徒襲来を見越した「第三新東京市の要塞化」に努める事となります。
戦略的なビル配置、軽快かつ迫力あるEVAの操作感、日常の再現など、
これまでのEVAゲームには無い「第三新東京市での激闘」を体験できます。
【First impression】
*序盤の流れ
映画冒頭を再現したシーンから始まり、例によって問答無用にEVA搭乗。
出撃がシンジ視点となっており、ハンガーでの移動シーンが新鮮です。
イベント時には「タイミング良くボタンを押すQTコマンド戦闘」は発生し、
見ているだけでは無い緊張感をプレイヤーに与えてくれます。
チュートリアルも充実していて、プレイに戸惑いはありませんでした。
*日常パートの雰囲気
日常パートのNPCにAIらしさは無く、コマンドを受けて対応する程度です。
従って基本的に「なぜこんな反応をするのか」と戸惑う事はありません。
出てくるコマンドを素直に選べば、人気も不人気も取り放題でしょう。
(誤解を恐れずに書きますとEVA2系では無く、GPO系の更に単純化した物)
そんなNPCとの対話で重要なのは「戦闘時の対策用コマンド」でして、
これを選ぶ事で新武器や新スキル、迎撃ビル配置などを実行できます。
従って遊びの対話は不要でさえありますが、交友を進めていくと、
特殊なイベントが発生したりエンディングに影響を与える事も。
*戦闘要素について
EVAは「走る・構える・攻撃・回避・ATフィールド中和」などなど、
原作であった多くの行動をリアルタイムで自在に実行できます。
また複雑な演出の行動は、前述したQTコマンドで対応、再現します。
第三新東京市で戦う場合、使徒用の迎撃ビルなどが存在し、
それを活用すれば「より戦い易い環境」を整えられます。
具体的には電源ビルの配置や、攻撃ビルの配置で足を止める、
武器収容ビルを多く配置して火力で攻めるなどの戦術があります。
プレイヤーの戦略次第で「第三新東京市と共に戦える」のは、
EVAゲームの中でも、なかなか斬新な体験のように思いました。
*原作再現シーン
意外な程に原作再現の映像は細かく作られており、少しお得な気分です。
映画だけで無く、TV版においても「おお、結構動くなぁ」の印象でした。
3D化された原作シーンがどうなるか、興味を持つ人は期待できる内容です。
【まとめ】
対使徒戦の難易度は、決して高くありません。中の下くらいです。
丸腰は苦戦も考えられますが、きちんと戦術を使えばまず勝てます。
ただし模擬戦においては、難易度を追求した戦闘条件もあり、
充分に楽しみ得る要素としてアクションゲームが搭載されています。
PSPでの3DEVAゲーとしては前作に当たる「EVA2」とは違い、
NPCのAI制御や物語の自発的な創出などはオミットされましたが、
「アクションとしてのEVA世界観」を見事に再現したと思います。

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